VISIONAIREとは
ヴィジョネアは、1991年4月に創刊された、世界限定3000~6000部のファッションとアートのコンピレーション・マガジン(季刊)です。毎号テーマ及び装丁を変え、一流アーティストから新人までをバランス良く幅広く起用し、常に新しいスタイルに挑戦しています。
主な特徴
広告を掲載することによって生じる数々の規制。それは時には雑誌の編集方針や参加アーティストの表現の自由を奪いかねない場合もあります。そこでヴィジョネアでは、基本的に広告収入には頼らず自分たちの表現性を尊重し、既存の雑誌にはない「可能性」を探し続けています。これは本誌の編集長であるスティーブン・ガンが、本誌が創刊される 8ヶ月前まで「DETAIL」(米)のエディターとして活躍し
ていた際に、同誌が大手出版社に吸収され、いわゆる普通の「メンズ雑誌」となり、彼の考える雑誌の方向性と違ってしまい同誌を去ることになってしまったという苦い経験に基づいているのでしょう。
既存の形態にとらわれない
毎号違うフォーマット。これもヴィジョ ネアのひとつの特徴といえるでしょう。最大事で約40.5×29センチ、最小時で21.5×14センチという、それぞれのテー
マに最適なサイズを選び、ダイカットやフォイルスタンピングは勿論のこと、時にはエンボス加工などの技法を加えたり、中国までチャイニーズ・ペーパーカットや外箱の作成を依頼したりと、既存の雑誌では成し得ない、自由な発想のもとで製作されています。そして、各ページが綴られていない独特のスタイルは、世界の人々の共感を得ました。このあたりにも、製作スタッフは勿論のこと、参加アーティスト全員が無償で作品を提供する理由であると思われます。また、各号に書かれたナンバーも特徴と言えるでしょう。
名前の由来
VISIONAIRE(ヴィジョネア)とは、「幻想」や「予言」などを意味する英語VISIONARYと、同意義のフランス語VISIONNAIREからなる造語で、既存の雑誌にできない「夢」を追うという意味が込められています。
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入手困難なヴィジョネアを、神戸ファッション美術館ライブラリーでは、無料で手にとって見る事ができます。
閲覧室に、ヴィジョネアのサンプルが並んでいます。サンプルを受付カウンターに持って行き、申し込んで下さい。神戸ファッション美術館ライブラリーでは創刊号を除き、全号のヴィジョネアを閲覧する事ができます。 今回はヴィジョネアの中でも特にレアな3冊を紹介します。